家族が集まってすごすリビング。
くつろぎの空間のイメージのあるリビングですが、近年はライフスタイルの変化などから、その使い方も変わってきています。
くつろぎの場所としてだけでなく、リビングで仕事をしたり、勉強をしたり、趣味を楽しんだり、家族それぞれが自分らしい過ごし方をすることが増えています。
そこで生まれたのが「リビ充」という考え方。
リビ充とは何かということと合わせて、家族が各々で自由に過ごせる快適空間を作るためのリビングのリフォームのポイントとおすすめショールームをご紹介します。
最後まで読んでいただき、ぜひ参考にしてくださいね。

リビ充とは、リビング充実の略で、リビングの間取りや設備を工夫して、家族が集まって過ごしやすい「充実したリビング」を作るという考え方です。
リビングにいながら家族がそれぞれ自由な時間を過ごせるリビング設計で、現代のトレンドともいわれています。
リビ充のメリットは、家族の会話が増えて、コミュニケーションが向上することや家の中の１か所に集まることで電気代の節約になったりすることです。
一方、リビ充のデメリットは、家族が過干渉になったり、プライベート空間の確保が難しくなることです。
リビ充のメリットデメリットを確認して、どのように導入するかの計画が大事ですね。
リビングの空間を広げて、家族でくつろげる快適空間を作りつつ、カウンターなど空間に変化をつけることで、リビ充が実現しますよ。

リビ充を実現させるリフォームにはポイントがあります。
１つずつご紹介します。

リビ充を実現させるには、まずリビングのスペースを確保することが大事です。
リビングは広いほうが家族が集まりやすくなります。
リフォームでリビングスペースを広くすることで、リビ充が実現できます。
物理的に広げることが難しい場合は、極力リビングに不要なものを置かないようにしたり、ソファなどの家具類の配置を変えてみましょう。

ホームシアターなど家族で同じ娯楽が楽しめる設備をリビングに設けることもリビ充実現のポイントです。
みんなが楽しめる設備を導入することにより、共有スペースを家族みんなが大事にすることができます。
設備ではありませんが、ペットがいる家庭であれば、ペットのお世話も家族が集まるリビングですることが望ましいです。
家族みんなの目が届くので、ペットの様子も家族で共有できます。
リビングにより人が集まりやすくもなりますね。

リビングのスペースを広げて家族が集まるようになると、どうしても家族それぞれの持ち物が集まってしまい、散らかってしまいます。
リビングで使うものやこまごまとしたものをしまえる収納スペースを作ると、散らかりにくくなります。
スッキリと整頓されたリビングを保つために、リビングクローゼットを設けるなど収納を工夫する必要があります。
壁面収納や収納ボックスなど、リビングの雰囲気に合わせた収納を選ぶといいでしょう。
すっきりしたリビングもリビ充のポイントです。

遊び、勉強、団らんなど、リビ充の定義は住む人によって異なります。
目的を明確にしたうえで、ポイントを抑えることにより理想通りのリビングでリビ充を満喫できますよ。

リビングの在り方も近年変わってきています。
使い方や家の中のポジションも随分と変化してきていますので、一例をご紹介しましょう。

家族のコミュニケーションを増やすためのアイデアです。
個室や寝室へ行くときに、必ずリビングを通るようにすると、自然と家族の顔を合わせる機会が増えます。
家族同士のコミュニケーションが活発になりますよ。
また、廊下の面積を減らして、リビングの広さを確保することもできます。

リビングでそれぞれのやりたいことをできるようにするためのアイデアです。
リビングの一角にカウンターデスクやスタディデスクを設けると、子どもの宿題や大人の在宅ワークに利用できます。
リビングで作業をすることで、家族の様子を見ながら、声をかけたり助けたりすることもできます。

リビングの過ごし方を広げるためのアイデアです。
リビングからウッドデッキやインナーテラスに出られるようにすると、外の空気や景色を楽しむことができます。
植物の手入れやバーベキューなど、アウトドアリビングを楽しむこともできます。
換気もしやすくなりますね。

リビングをゆったりとした空間にするためのアイデアです。
リビングに面して小さな和室や畳スペースを作ると、寝転んだり遊んだりすることができます。
畳スペースは、来客用の寝室や子どものプレイスペースとしても活用できます。

家族の好みや暮らし方に合わせたリビングの使い方で、リビ充を楽しむことができますよ。
暮らし方に合わせたリビングの設計で、ライフスタイルの変化にも対応ができます。

リビ充を考えたときには、ぜひショールームを活用しましょう。
ショールームを活用する理由はいくつかありますが、主な理由は以下の3点になります。
詳しくご紹介しましょう。

ショールームでは、実際の商品に触れたり、空間展示を見たりできます。
具体的なイメージを体感できるので、リフォーム後のリビングのイメージもしっかり持つことができます。
また、大きさの確認もできるので、実際にリフォームで導入したらどのくらいのスペースが確保できるかの検証もしやすくなります。

ショールームには、商品の説明やリフォームのプランニングをしてくれる専門のスタッフがいます。
リビ充導入のためのリフォームの予算、工事の進め方など、気になることを相談できます。
リフォームは大きな物やお金が動くので、専門家のアドバイスは非常に貴重ですね。

リフォームで失敗してしまったという話は少なくありません。
失敗の原因は様々ですが、情報不足というのが大きな理由の１つです。
ショールームを活用することにより、新しい商品や技術を確認して、自宅のリフォームについて具体的に考えることができます。
リフォームの失敗は笑えません。
ショールームを積極的に活用することで、やってよかったリフォームに近づけますよ。

ショールームを活用することにより、リビ充の実現がより具体的なイメージになります。
ぜひ活用しましょう。
ショールームに行く前には、ご自宅の図面や写真、やりたいことや知りたいことを準備しておくと、スムーズに相談ができますよ。

それでは、リビ充を実現するために訪れたいおすすめのショールーム５か所をご紹介します。

ここまでオープンコンセプトについてご紹介してきました。
オープンコンセプトはインテリアだけでなく、自動車メーカーなど様々な分野で取り入れられている新しい考え方です。
自宅に導入することで、暮らし方が広がります。
ライフステージは常に変化し続けています。
その変化に対応するためにもぜひオープンコンセプトを取り入れてみましょう。