リノベーションという言葉を最近よく見かけますね。
リノベーションやリフォーム、似たような言葉をあちこちで見かけると混乱してしまうことも。
リノベーションとリフォームは意味が違うのでしょうか。
またテレビや動画などでリノベーション後の映像などを見ると、細かく仕切られていた空間を１つにして、シンプルな空間にまとまった様子が多いですね。
そんな様子を見ると、自宅のインテリアにも取り入れたくなります。
こちらの記事では、リノベーションとは何か、リフォームとの違いなどリノベーションについてと、ショールームをどのように活用していくかをご紹介してます。
リノベーションが気になっている方は、ぜひ参考になさってください。

リノベーションとは既存の建物に新たな機能や価値をつけるということを意味します。
一言でいえば、作り変えるということになります。
例えば、間仕切りを全部取り払って空間を１つにする、家族用として使っていた部屋を一人暮らし用に機能を変えるということですね。
これに対してリフォームとは、経年劣化で機能が落ちてきた住まいを元に戻すという考え方になります。
例えば日に焼けるなどして劣化した壁紙を張り替えたり、老朽化で水漏れなどの不具合が出てきたキッチンを新しいものに取り換えるといったことです。
リノベーションは全体を作り変えるので、工事も大掛かりなものになりますが、リフォームは部分的な改修工事で、元の状態に戻すという形になります。

それでは、あらためてリノベーションのメリットとデメリットを確認してみましょう。

• 設計が自由にできる
  リノベーションは空間を新たに作り直すので、設計も比較的自由にできます。
  今後の生活に合わせて住まいを変えるということが可能になるのです。
• 古い配線や配管を新しく変えることができる
  建築当初の配管や配線のままだと、現代の生活では使いづらいことが少なくありません。
  家電製品や住宅設備は時代とともにどんどん進化していきます。
  これらの製品を安全に使用するためにも、根本の配線や配管も適宜新しく変える必要があるのです。
• 価値が下がりにくくなる
  築年数が古いマンションでも、内部がリノベーションされていた場合、間取りや設備が刷新されているため、同じ築年数でリノベーションをしていない物件に比べて、室内の経年劣化度合いが低いとされます。
  リノベーションをすることで、住まいの価値の下落を防ぐことができるので、十分な資産になりうるのです。

• 費用が高い
  リノベーションは、基本的に建物の構造のみ残して、間取りや内装を新しく作り変えるというスタイルになるため、費用はどうしても高くなってしまいます。
  予算との折り合いが難しい場合もあるので、計画も慎重に立てる必要があります。
• 工期が長い
  間取りを新たに作り変えるというスタイルのため、費用とともに工期も長くなってしまいます。目安としてはマンションで２～3か月程度かかるので、スケジュールもかなり余裕を持たせる必要があります。
• 条件によっては工事ができない場合がある
  リノベーションは一度解体してから作り変えるため、解体してから初めて問題が発生することもあります。配管や配線の劣化が想定よりもすすんでいたり、構造の状態によってはリノベーションそのものが難しい場合があるので、事前の確認とリスクはよく把握するようにしましょう。
  メリットとデメリットを理解して、リノベーションについて考えることが重要ですね。

それでは、リノベーションを考えた時に、ショールームへ相談にいく理由をご紹介しましょう。

古いところを補修するリフォームと違い、新しく作り直すリノベーションは、出来上がりのイメージが湧きにくいものです。
また、間取りを変えた場合の広さも、自分のイメージと実際の感覚がかなりずれているということも少なくありません。
ショールームでは、空間にキッチンや家具などのインテリアを実際に配置しているので、リノベーション後のインテリアの配置や、空間の広さなど具体的にイメージがしやすくなります。
ショールームで空間の感覚をつかむことで、リノベーション後のイメージを具体的に落とし込むことができるのです。

リノベーションは新しく空間を作り直すので、予算もそれなりに考える必要があります。
ですが、実際どのくらい費用が掛かるのかは想像がつきません。
ショールームでは相談に応じられるスタッフが常駐していることも多く、工事や費用についてのアドバイスが受けられます。
自分がかなえたいリノベーションにはどのくらい費用が掛かるのか、実際に計画できる予算内に収めるためにはどうしたらいいのかを具体的に相談できるので安心ですね。

ショールームにはインテリアコーディネーターやインテリアプランナーなどの資格を持った専門のスタッフが常駐しています。
自宅をリノベーションするときには必ず構造の確認が必要になりますが、その確認は専門家でなければできません。
また自分が思い描いたリノベーションが自宅で実現可能かどうかの判断も専門家に相談することで可能になります。
いざ、工事に入ってこれができなかったということにならないように、専門家に事前に相談する機会がショールームに行くことで得ることができます。
また、専門家の視点から、新たなアイデアが生まれることができるので、ぜひ活用したいですね。

自分の思い描く空間に変えるリノベーションのためには、準備が重要です。
ショールームで検討を進めるためにも、事前準備はしっかりと行いましょう。
具体的な準備をご紹介します。

リノベーションを考えている場所の写真を何枚か用意しましょう。
人や家具などが写っているものであれば、空間がイメージしやすいですね。
角度を変えたものを複数用意すれば、説明もしやすくなります。
可能であれば、自宅の図面と一緒にショールームへ持っていけば、さらに具体的な話がしやすくなります。
図面がない場合は、手書きでいいので床の広さ、天井までの高さ、窓やドアなどの建具のサイズと位置などをわかりやすくめもでまとめていくと、ショールームによってはそれを３Dに落とし込んで自宅を再現してくれる場合もあります。
実際に自宅の様子がわからないと、リノベーションの相談は難しいので、サイズや色など自宅の様子がわかる資料を用意しておきましょう。

ショールームのスタッフとのやり取りをできればICレコーダーで録音しておくと、後で話の内容が確認できていいですね。
事前にショールームに録音の相談をしてから、用意するようにしましょう。
レコーダーと合わせて、メモも一緒に取るようにすれば、さらに確認がしやすくなります。
特に実際の工事の相談時には、双方の認識の違いで出来上がりのイメージが変わってしまう可能性もあるので、ショールームに相談後はレコーダーで話の内容を確認して、疑問があればすぐに確認するようにしたいですね。

ほとんどのショールームは撮影を許可されているので、気になる空間やインテリアアイテムがあれば、写真や動画で記録をするようにしましょう。
人が写っていれば、大きさの確認ができますし、動画であれば実際の生活動線をイメージすることができますよ。
Web上で3Dシュミレーターを公開しているショールームもあるので、撮影してきた画像を確認しながら、3Dシュミレーターを使ってリノベーションを想定することもできます。
また、ショールームはかなり強い照明を使っているので、ショールームで見た感じと、自宅に入れた時とでインテリアの雰囲気が違って見えることがあります。
ショールームでチェックした商品や内装が自宅では実際どんな感じになるのかの検証にも使えますので、できるだけ多めに撮影しておくといいですね。

それでは、リノベーションを考えた時に相談したいおすすめのショールームをご紹介します。

ここまでリノベーションについてご紹介してきました。
リノベーションはかなり敷居が高いイメージですが、自分の暮らしに住まいをフィットさせると考えると、できれば取り入れたいところです。
まずはショールームへ足を運んで、イメージをしっかり確認してみましょう。
自分らしい暮らしを楽しむファーストステップにしてくださいね。